農薬・肥料不使用栽培米「ササシグレ」

(今更ですが)新年明けましておめでとうございます。
ブログの更新を忘れていました。汗)気付けばもう2月なんですねぇ。
 
農作業はお休みモードで、苦戦しながら今年の作付計画を立て始めています。
売り上げ目標を立てるのも大事だけど、作付け面積や場所を選んで決めるのも重要。
計画を早めに立てないと、種や資材の注文も間に合わなくなってしまうので少々焦ってます。

ところで最近ササシグレを初めていただきました。
ササシグレはササニシキの親品種にあたります。
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こちらはナチュラルハーモニーさんで購入した秋田県産の農薬・肥料不使用栽培のササニシキ。
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ササニシキやササシグレはコメの原種である「亀の尾」や「旭(朝日)」に近いこともあり、食感と風味がしっかりしています。
もち米との掛け合わせで改良された品種のお米(コシヒカリやひとめぼれ、つや姫など)が流通した今では、ササニシキを食べる人も作る人も昔に比べて随分と減りました。

低栄養で甘さ重視の改良された米と野菜が多く出回ってしまった今となっては、原種に近いお米や在来野菜はとても貴重だと言えますね。

今は米も野菜も全て甘味が重視され、しかも農薬と肥料のセット使用で多収量になるように種が改良されたものがほとんどです。
野菜に関しては子孫を残せないF1(エフワン)種が多く出回っており、ほとんどの農家はその種を蒔いて栽培し出荷しています。子孫を残せないので自家採種をせず、毎年F1種を買い続けるのです。

また海外では遺伝子組み換えの技術も進み、日本では既に大量の遺伝子組み換え作物が輸入され多くの食品に使われています。 (含有率5%以下は表示義務がないので遺伝子組み換えでないと表示があっても含まれている可能性が高い)
消費者として、わたしたちも今後更に注意が必要になってくるでしょう。